鹿島神宮でお宮参り/七五三の出張撮影しませんか

鹿島神宮における出張撮影の方法、および撮影の禁止事項はどのようになっているかのお話をまとめました。


△神宮内の禁止事項をしっかり把握した上で、印象的な写真を撮るにはどうしたらいいのでしょうか。

撮影の許可

鹿島神宮の社務所に伺い、直接担当の方に質問してみました。

「七五三やお宮参りなど写真の撮影を頼まれることがありますが、禁止行為や禁止の場所を教えていただけますか」

お返事いただいたポイントをまとめます。以下の三つを覚えておけば間違いないはずです。それぞれの項目について後ほど写真で解説いたします。

  • 拝殿に向かって近くでカメラを構えない。内部が写ることがないように。
  • 祈祷殿においては、入場口以降はカメラの撮影は全面禁止。
  • 境内においては他の参拝者の邪魔にならないように注意しながら撮影すること。

△桜門の前は絶好の撮影スポットですね。

注意点1: 内部が写らないように、拝殿に向かって近くでカメラを構えない。

桜門を入って右手に拝殿、その奥が本殿とご神木という配置になっています。


△外からのご神木と本殿を臨む。

拝殿の前にはおさい銭箱があります。そこにおさい銭を投げ入れるときに、背後から写真を撮らないことが大切です。

ご神木や本殿をさりげなく撮影しながら、拝殿の中を撮影しない、という技術が必要になりますね。

△おさい銭箱の横から撮影する分には問題ない、というお返事もいただきました。

注意点2: 祈祷殿の入場口以降撮影は全面禁止

桜門を入って右手に拝殿がありますが、左手に廻ると祈祷殿があります。お宮参りや七五三の申し込みはこの祈祷殿の受付で行います。

△こちらが祈祷殿の建物です。

入り口すぐ右のところに受付があります。申し込み用紙に必要事項を書き入れれば準備完了。時間を待って、祈祷殿の中で祈祷をしていただきます。

△これが祈祷殿入り口になります。明確に殿内撮影禁止の文字が見えますね。

ここからは厳粛な気持ちで入室します。もしロケーション撮影のカメラマンが同行しているようであれば、こちらでいったんお別れします。祈祷時間は人数にもよりますが、15分~30分ぐらいで終了します。

注意点3: 境内においてはほかの参拝者の邪魔にならないように注意しながら撮影

三つ目の注意点は「ほかの人の邪魔にならないように撮影する」ことです。これはどんな場合でも公共の場所でのロケーション撮影において当たり前のことですね。

ほかの人の邪魔にならないように、ということですから自分たちの撮影の都合で参拝されている方々を動かしたり、入り込まないようにしてください、などと他の人たちに向けて注文をつけてはいけません。


△境内から桜門、その奥の二の鳥居を臨む。一直線に抜ける構図を利用して撮影しましょう。

ロケーション撮影はあくまでこちらが境内を利用して撮影させてもらっているという気持ちを忘れないで迷惑にならないようにしましょう。
写真を撮る上では、印象に残るような大胆な構図を見つけ出すことが大切です。次の項目ではお勧めのスポットをご紹介いたします。


△鹿島神宮では奥宮から二の鳥居にかけて約550メートルの直線的な参道が敷かれています。ここを最大限利用した構図の写真を次にご紹介いたします。

撮影スポット1: 極相林の参道を利用した大胆構図の撮影

△一本に伸びた参道を利用する撮影方法とは?

鹿島神宮の写真撮影において必ずおさえたいのは、ローアングルから両脇の極相林を取り込んだ構図です。

△鹿島神宮の森についての説明にありますが、「森が到達する極限の状態が極相林」です。

県の天然記念物であるモミやスギ、鎮守も森の定番タブの木が頭上にそびえ立ち、ナナサカキが取り囲み、下を見ればシダ類がびっしり。しかも参道自体は砂地になって掃き清められています。

△モミやスギが頭上にそびえる鹿島神宮ならではの構図。

上記写真の緑枠□の部分にご自身のご家族を当てはめて想像してみてください。雰囲気としては「荘厳な」感じになりますので、「七五三」「お宮参り」といった定番の撮影はもちろん、和式の結婚式にも合います。

△ポイントとしては遠くまで抜ける構図を抑えて、手前に人物を配置します。

遠くまで抜けている構図。逆に言えば手前にいる人物がより浮き上がって見えて人物に注目を集めるのに効果的です。

△ここが直線550メートルの最終地点奥宮です。奥宮とは本宮であったものが、新たな社殿を建てるためこの位置に遷してきたものです。

この奥宮までの直線では縦横合わせてぜひ10枚ぐらいは撮影しておきたいですね。


△ここまで高い位置に樹木が茂り、はるか先まで見通せるロケーションは日本全国探してもないでしょう。

撮影スポット2: 御手洗の池の写真撮影


△御手洗の池の説明看板です。

鹿島神宮で有名な撮影スポットは数多くありますが、お宮参りや七五三、また婚礼などのロケーション撮影で抑えておきたいポイントの一つが御手洗の池です。

大昔の参拝者はまずこの池で身を清めてから参拝するので、「御手洗」の名前がついたそうですね。


△懇々とわき出る湧水とはこのことですね。見ているだけで心癒されます。

赤い枠のついたあたりでお祝いする人(お子様)に立ってもらって、背景に御手洗の池が入ると透明な雰囲気がでますよね。


△水辺の写真を撮っておくと、アルバムを作成するときに重宝します。アルバムにも潤いが大切です。

△こちら側から前ぼけを利用して水面を写しても静謐さが伝わります。

撮影スポット3: 要石へ行く途中の分かれ道


△この写真は下の地図の位置から、矢印の方向へ向かって撮っています。消失点が二つあって、否が応でも真ん中に配置される人に焦点があたりますね。

この四角の部分に人物を立たせて、色んなポーズをとってもらうと、消失点の効果で人物が浮き彫りになります。
△消失点を効果的に取り入れると、中央の人物が目立ちます。

ロケーション撮影のご依頼

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    鹿島神宮へのアクセス

    常陸國一之宮 鹿島神宮
    住所:〒314-0031 茨城県鹿嶋市宮中2306-1
    電話:0299-82-1209


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    2023.9.25