始まりはいつもここから
小規模だけど、人生をかけて仕事をしていく。
今回のご依頼も、治療院プラケアの諏訪様から。既存のお客様からご紹介をいただけるのは本当にありがたいことです。
依頼主は訪問治療院ウェステリアの加藤様です。小規模であっても、一生がんばっていく仕事だから、デザインの質にはこだわりたいタイプです。同じような悩みをかかえていらっしゃる事業者さんは多いはずだから、ご本人のご承諾の元記事にしていきますね。
加藤様とのやり取りを具体的にレポートすることで、デザインに気を使う方々の参考になるかも知れないわね。
繊細な指先からコリを探し出すのがお仕事。デザインにもこだわりあり。
営業担当ダチカンテです。初対面の加藤さんはいろんなことに細かく気がつく繊細なタイプのお客様です。まずはロゴの選定から始まったのですが、細かい要望が多くて、それをどうやって全て盛り込むにはどうしたらいいのか、戸惑いましたね。リストにすれば、例えば、次のような要望が上がりました。
ロゴは、
• 文字は下置き、右置きを用意する。
• パステル調の、関東の明るい地図のWが透けるようにする。
• 文字のWと同じ形をとる。
• 今後展開範囲が広がっていくにつれて色を加えていく。
• 色味については二種類まず用意して検討していく。
サンプルとしてダチカンテがラフを出しています。下手すぎて笑ってしまうんですが、これはあくまでお客様との打ち合わせ様のたたき台です。埼玉県と茨城県で活躍しつつ、今後は関東へ打って出るのだ、という意気込みを感じますね。このような要望をどうやってデザイナーがロゴに落とし込んでいくのかな。
ロゴは最初から質が高かった。
弊社デザイナーからの第一ご提案はこちらでした。
△色の濃さに変化をつけて、二つご提示。ロゴのWと地図上のWが呼応しています。
加藤様からは右の「ふんわり」タイプを採用のご通知。また、埼玉を中心に活動していきたい、ということで埼玉県の色を濃くしました。
△縦置きと横置きを作成。これで決定です。
ロゴがすんなり決まるとその後が楽になります。名刺・封筒の作成へと移っていきます。
名刺・封筒
名刺の詳細について微調整を施していきます。
それを同時進行で封筒へも反映させます。
ポイントは色味の統一感。くっきりはっきりという色よりも、暖かくて色がにじむような雰囲気が好み、というクライアント加藤さんのご意見をしっかりと細部へ反映させていきます。色の統一感はブランドを構築していくのに重要ですね。
2016.5.1