出張撮影の醍醐味
皆さんは、コース料理って食べたこと、ありますか。 小洒落たレストランに行くと、シェフのお任せってのがありますよね。 松竹梅ぐらいに分かれていて、値段と相談して、 大概「竹」あたりを選ぶ、というあれです。
コース料理の特徴は、深く考えなくてもお勧めを出してくれることにあります。 お料理が好きで、自分で食事を作れる人なら逆にちょっと抵抗があるかも知れませんね。 シェフ側に全てを委ねてしまうには大雑把すぎるから居心地の悪さを感じる方もいるでしょう。
一方で、ひとまずお店を信用してるし、シェフと知り合いだったとしたら、 要望を伝えた上で、後は全てお任せしてしまうのは気が楽です。 とにかく美味しい料理が食べたい。 友達とのお話も募るので、いちいち注文していたくない。 飲み物やデザートはしっかり吟味するにしても、 メインの内容や細かい順番はもうお任せしてしまいたい。
自分の本業が料理でなかったり、 食事についてそれほどこだわりがないのであれば、 予算にあったコース料理は願ってもないメニューです。 次々に運ばれてくる食材に舌鼓を打ちつつ、 本来の目的である、友達や家族との会話を楽しむ親交を深める。 後は出てくる料理の話題で盛り上がるだけです。
作例紹介
クライアントの皆様に考えていただきたいのは、大きな流れです。 そして好みを伝えていただくだけです。
それはあたかもお気に入りのレストランで、 懇意のシェフに
「シェフ、いつものやつ。でもちょっと元気出したいから濃いめの味付けで頼むよ」
と伝えるようなものです。
このような画像を素材として撮ります。 その上で、クライアントさんに提案します。
「楽しげなクリスマス、というものを演出してますが、好みにあいますか?」 するとフィードバックが帰ってきます。
「もう少し大人な雰囲気を出したいです」 ということで仕上がってきたのが、こちらです。
こちらの素材のポイントは手前に配置された柊の実ですね。 木製のお皿の上にすっきりと載っています。
背景に配置されたシュトーレンのスライスと見比べても違和感がないですよね!