おこげ(ソカラット)の効いた、極上のパエリアが食べたいな

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世界一のパエリアは、最後の5分で作られるのではない。日本代表が極上の一皿へたどり着くために、いま必要な目標と準備について考えます。

優勝という目的と、次の目標

FIFAワールドカップ2026の決勝を観て感じました。日本代表が優勝し、人々を感動させるのを夢見てもいいけど、それは仰ぎ見る目的です。まずは次回2030年大会はトーナメント一勝をサムライブルーの目標にしようよ。

今回負傷者が多く、主力メンバーが欠けたことで突破できなかった、と言われても納得できない。目の前の試合に勝つことばかり考えていたら、その時のベストメンバーをいつも優先的に使わざるを得なくなる。レギュラー組は負傷するのが必然になってしまう。

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過大評価も過小評価もしない

前回大会で確かにスペインに勝った。それは事実だ。だが、過大評価なのだ。ベストメンバーを11名辛うじて揃えることはできる。グループリーグや親善試合だったら、ランキング一桁のチームに勝つこともあるかもしれない。だが、ことワールドカップで優勝できる実力ができたのだ、と言ったら正直、現段階では世界の嘲笑を免れない。

過小評価もいけない。アジアを突破し、予選リーグを抜けることはできるようになった。これはサッカーに携わる各方面の弛まぬ努力の結晶だ。寿いで良い。

でも、優勝にはまだまだ段階がある、と言わざるを得ない。

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極上のパエリアに近道はない

そこそこ美味しいパエリアはマグレで作れるかもしれない。でも最高のパエリア職人になるには、まずは火加減を覚えなきゃ。次に米の炊き方を覚える。スープの旨味を引き出し、具材を入れる順番を知る。どれか一つを飛ばせば、最後にどんな高級なエビを使っても極上の一皿にはなり得ない。

パエリアは途中で何度もかき混ぜない。準備は抜かりなく丁寧に。スープの量、米の配置を整えたら、最後はじっと待って火加減を観る。途中で慌てて混ぜると、底にできる香ばしい「おこげ(ソカラット)」もできないよ。

真に強いチームは、試合中に慌てて修正するのではなく、試合前に準備を終えているものだ。選手層の違い、とはこのことだ。試合中は選手が迷わず、自分たちのリズムでプレーできる。交代選手が次々と出ても躍動できる。優勝のためなんだから、負けても良いとまでは言わないまでも、「絶対に負けられない戦いがある」なんて毎回言わない。そんな姿勢では解像度がいつまで経っても上がらないからだ。

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万全に戦える26名のチームへ

次回大会の評価基準は、ワールドカップトーナメントでの一勝を繰り返せるようなチームに仕上がったのか、としたい。まずはそこまでで良い。もちろん各国が対策する以上、それでさえ難しい課題が山盛りだ。

もう一度言う。高い目的を掲げるのはいい。でも、それは結果として人々が感動しているという「状態」に過ぎない。

次回大会の日本代表の目標はあくまでトーナメント一勝にしませんか。そこに向けてまずは故障者少なくアジアを戦い、本番グループリーグを突破してもなお、万全に戦える26名のチームにする。そんなチームだったら心から応援したい。毎回優勝を公言して、予選リーグ敗退するサムライブルーのままなら興味が薄れてしまう。

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日本式ソカラットを待ちながら

世界一のパエリアは、最後の5分で作られるのではない。職人が米を研ぎ始めた瞬間から、すでに勝負は始まっている。

マグレで意外に美味かった、なんてパエリアはいらない。生きている間、ずっと待つから。意図的に作り出した極上の日本式ソカラットに舌鼓が打てる時を。

スペインチーム、おめでとう。極上のサッカータイムをありがとう。

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ニュース記事からの抜粋

森保一監督率いる日本代表は、北中米W杯で優勝を掲げながらベスト32で敗退し、筆者は結果を明確な失敗と位置づける。健闘をねぎらい、目標を将来への夢として処理する世論に対し、W杯は歴史、戦力、戦術、総合力を冷静に比較すべき舞台だと主張。グループ戦の偶然はあっても、決勝トーナメントでは実力差が表れ、日本が優勝候補だという見方や「組み合わせ次第」との期待は根拠に乏しかったとする。さらに日本には、自国の力を過大評価し、相手を過小評価する傾向があり、組織の融和や精神論を合理的検証より優先すると、誤った戦略を修正できないと指摘する。森保ジャパンは自ら試合を動かす攻撃手段に乏しく、ブラジル戦でも4バックへの変更など柔軟性を欠いた。負傷者の多さを敗因にはできず、攻撃力のある選手をウイングバックで使う設計も問題だったという。ベスト8進出国はいずれも主体的に攻める選択肢を持っており、日本はその水準に達していなかった。半年限定ながら森保監督の続投が決まり、就任9年目に入るが、筆者は慰労や希望より、失敗の原因を論理的に検証し、日本代表の実力と戦い方を現実的に評価することが必要だと結論づける。今後へ生かすべきだ。

出典https://news.yahoo.co.jp/articles/bcbd21835dfc827c28a4dea8cb318cf97a3064a7
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2026.8.2