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一時間の思い出作りに[fotowa 撮影について]

スマホで撮れない画像ってなんだろう

少なくない金額を払って、プロに写真撮影を依頼してるってみんな言うけど、やる価値はあるのかなぁ。こっちは子どもの衣装を整えなきゃいけないし、義父さん、義母さんたちにも気を配らないといけない。そんな中現れたカメラマンがぼやぁっとしていて、指示もまともに出せなくって、私のスマホでも撮れるような写真もらってもガッカリだし。
出典: あるママさんのつぶやき

こんな不安要素を抱えたお母さん、多いはずです。

スマホの画質がどんどん上がっている中で、自分でも撮れるような写真だったら、わざわざロケーションカメラマンを呼ぶまでもないですよね。では逆に、高価なカメラで撮影しさえすれば、いいのでしょうか。高い機材とは、いわゆる一眼レフのカメラだったり、それ専用のレンズだったりします。それを手にして撮影すれば、ある程度ボケが効いた写真が撮れるようになります。それほどデジタル一眼カメラは進化し続けています。

一眼レフを構える。シャッターを切る。レンズが高価ならボケがきいて、人物が浮き上がるような写真が撮れる。でも、それだけでは記念日に残すような笑顔と光が足りません。



子どもと触れ合って、自然な表情を出すには

私は子どもとのじゃれ合いが好きです。

かなり昔の話になりますが、高校時代の授業で、アンケートに答え適職調査をしました。私の適職は「保育士さん」。岐阜の山奥に生まれて、都会のばりばり働くビジネスマンを夢見ていた少年には正直全然ピンと来ませんでした。

数年経ってロケーションカメラマンとして活動するようになってから、この高校時代の適職調査を思い出しました。子どもと触れ合い、その曇りの無い眼差しを観ていると世知辛い世の中を一瞬忘れそうになる。こちらが癒されているのです。

子どもの目線になって、寝ころんだり追いかけっこをしているとキラっと表情が変わる瞬間があります。ちょっと悪いことをしたいとき、いたずらしたいときにその変化が訪れます。かくれんぼをして、こちらを見付けた、というような表情をファインダー越しに発見し、同時に絶妙な角度で太陽光が差し込み、ピントがばっちり合う。

そんな僥倖にはめったに巡り合えない。でも求め続けなければ、指の間をするり逃げていく。ベストショットににじり寄っていく感覚で一時間の集中力を保っています。

一時間を楽しんでもらうために

最初のご挨拶から始まって15分くらいはまだお互いによそよそしい雰囲気が漂っています。

子どもたちもこちらの様子をじっと見ています。何枚か写真を撮らせてもらうのですが、その時一緒に遊べているかがポイントです。

こちらは依頼されて撮る側。そちらは撮られる側。そんな思いは一端白紙にして、まずは子どもたちとニコニコご挨拶。自然な笑顔を作るのは、まずこちらから。お母さんの膝裏に隠れたり、逃げたりするのが当たり前の反応ですよね。

私は強制的な「ハイ笑って」みたいなお声掛けをしません。かといって、何も指示がないとご家族は戸惑うばかりです。カメラマンからも何か声掛けがあったほうが、大人は安心しますよね。どんなタイミングで、どんな声掛けをするのか。こればっかりはカメラマンの腕の見せ所で、企業秘密みたいなところではありますが、一例を示します。


△こっそり教えます、企業秘密。

「家族写真っていうのは、くっつき過ぎぐらいが丁度よくて、少しでも離れているとよそよそしい感じがするんですよ。ですので、なるべく隙間を空けないようにくっついてもらえますか。」
ご家族「よいしょ、よいしょ」(こんな感じかな、という具合にそれぞれが近づく)

「すみません。もっともっと近づいてください」
ご家族「え、はい、えーと」(もっと近づく)

ぎゅうぎゅうにしておいて、

「近づき過ぎです!」
ご家族「あはは、そうですよね(お前が言ったからくっついたんやろ!)」

単純なテクニックではありますが、これで一気に場がほぐれます。こんな小技を要所要所にちりばめながら、「ハイ笑って」とは言わないで、一時間を過ごしていただきます。


△「ハイ笑って」と言わないで、笑顔引き出せてるかな。

ネットの繋がりだから、お返事はテキパキと

お母様たちとはfotowaのメッセージ機能を通じてやりとりをしてますね。

曽我は普段から完全モバイル環境で仕事をしていますので、レスポンスが早くて正確です。三時間以内には原則折り返しの連絡が入ります。ただし、夜中の連絡については翌朝になります。

理由は・・・・・

だからです。

撮影が終了した後に、曽我がやることは何はなくとも、データの保全。

私はNIKONのD500というカメラを使用しています。このカメラは軽くて(APS-C)、丈夫で(フラッグシップ)、高感度に強いので、ロケーションフォトにはぴったりの一台です。

このD500のXQDカードから、まずはMacBook Proにデータを転送します。XQDカードは非常に高速なので、500枚(20ギガ)ぐらいのデータは通常帰宅の電車や車の中で転送を完了させてしまいます。

MacBook ProにはLightroomという写真現像の業界標準ソフトが入っておりまして、まずは「自動補正」機能でおおまかな修正ができたら、ベストショットの2~3枚をお母様に送付しているんです。この作業は撮影日に終了させています。

fotowa撮影って、ネットで依頼を受けて、一時間だけ撮影をして、もう「さようなら」となりますね。七五三やお宮参りはかけがえのない撮影ですから「果たして約束通りの素敵な写真が仕上がっているのかなぁ」というみなさんの心配をなるべく早く払拭したいのです。


その後は通常三日ほどかけて、ある程度の補正をかけて100枚の納品となります。曽我が100枚の納品にこだわるのには理由があります。

仕上げのテイストは自然光のままに

▽ロケーションカメラマン曽我真近景②

写真の補正ってキリがないんですよ。色んな調整をするスライダーがあって、それをあっちへやったりこっちへ持っていったりするんだけど、大概やりすぎてしまうのが関の山です。

大切なのは現場で全てを終えていられるような写真を撮っておくこと。影を起こして光を整えたり、ちょっと色味を足したりするぐらいで、大きく彩度をいじったりしたくない。

ーーー 自然光(太陽)に勝る光無し。

これをモットーに一時間で撮影した500枚ぐらいの写真をどんどんセレクトしていきます。例えば同じ角度で撮られて、光の差し方やピントの具合がよい写真が五枚あったとします。fotowa撮影の成果物としては上限がないので、五枚そのまま納品しても問題はない。私はその五枚から敢えて一枚をセレクトすることにしています。この五枚から一枚を選ぶとしたらどれにするか、という基準を持ち込むのです。

このようにして厳選100枚までしぼっていく理由は単純です。[1]量としての枚数であなたに納得いただくより、すっきりと選定された画像を最終的に納品したい。類似画像のない、一枚一枚がはっとするような100枚が、それぞれ全て愛おしい、と感じていただきたいから。


△こんな風に言ってもらえたら幸せです。

季節に左右されない撮影体験

▽ロケーションカメラマン曽我真近景③

マーケティング用語で、季節によって売り上げが変わる事をシーズナリティ(seasonality)の影響を受ける、と言います。七五三でいったら、圧倒的に11月の撮影が多いですよね。


△シーズナリティ。つまり七五三なら繁忙期が11月に偏ること。

曽我も2017年11月はその前後でトータル32件の撮影をしました。

おかげさまで2018年は2月の現段階からぼちぼち11月の予約が入り出しました。2018年も同様の混み具合が予想できるでしょう。[2]

ただ、このようなリクエストを11月だけでなく、通年で受けられないとロケーションカメラマンとしてはまだまだですよね。fotowaの撮影では既にそれを達成するぐらいの実績を積まれている方もいらっしゃるようです。

今の私は月に二、三回のfotowa撮影をして、シーズンの11月にどーんと仕事をするサイクルになっています。ロケーションカメラマンとして一人前になるには、こつこつ実績を増やすしかない。その一つ一つの撮影から次の機会ができ、クチコミが広がり、リピートオーダーの層が厚くなるはずです。

もう一つ大切なこと

21世紀の日本社会で、家族という単位が表現する中身はそれぞれですよね。核家族、母子家庭、父子家庭、養子縁組み、国際結婚、LGBTの人びと。それぞれが人生を模索している。

節目の一つとして、お宮参りですとか七五三の記念日に子供へのお祝いを考えた時、ふと「世間的にちゃんと体裁を整えないとまずいかな」という思いが頭をよぎるかも知れない。番傘を揃えたり、ドレスから着物に着替えたり、ホテルを特別に予約したりと、欲を言えばキリがありません。

曽我の撮影スタイルはご家族を「風景と一緒に、そのまま映画のワンシーンのように写し撮る」ことを目標としています。あらかじめ想定した七五三や、お宮参りの形にはめ込まないようにしています。浮かび上がらせたいのは関係性です。おじいちゃんとお孫さん、祖父母との関係、夫婦それぞれの子供への接し方、話しかけ方。よそよそしいのか、親しげなのか。子供は大人の配慮ができるのか、ギャングのままなのか。

三才にして既にカメラマンの私に配慮して笑顔を作ってくれるちびちゃん。自分が家族の中心であることを疑わない5歳児。義理のお父様お母様にまで配慮をおこたらない出来たツマ、故の気疲れ。ぼやっとしてそうに見えても交通費の現金をティッシュに包み、帰り際さっと手渡してくれる夫。孫がかわい過ぎてお母さんより抱っこしている時間の長いおばあちゃん、孫に逃げられて疎外感を味わうおじいちゃん・・・・

どんな形であっても、子供の成長を祝おうとしている家族がいる。特に飾らなくても、その事実だけで充分じゃないでしょうか。私はあなたに、そんな家族の関係性を浮かび上がらせるような100枚をご提供させていただきます。

お問い合わせ

この記事について、みなさまからのお問い合わせをお待ちしています。

△ロケーションカメラマン曽我真近景④


  1. fotowaの規程では、75枚以上を一週間以内に納品すること、となっています。詳しくは公式HP: https://fotowa.comのトップページをご覧下さい。
  2. 大変ありがたいことです。特に11月の土日は予約が入りやすく、2017年は20件ほどお断りとなってしまいました。シーズン集中型のお仕事・・・・とはいえ、年間で平準化したいところです。
投稿日: 2018年10月22日

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