在宅で働く弊社エンジニアのPC環境 第1回(キーボード)

記事を書くのは初になります。ドサナイテエンジニアのma-toです。

会社の方針というわけではないのですが、弊社のブログなので、今後は少しずつ社員も記事を書いていこうと弊社一同で話し合って決まりまして、今回から書かせて頂くことになりました。
ただ、だらだらと書くわけにもいかず、さてまずはテーマを決めなくてはと考えた結果、在宅で仕事をする中で自由にできるぶん千差万別なエンジニアのPC(パソコン)環境なんて興味を持ってもらえるのではないかと思い、まずはこのテーマから始めたいと思います。

そして記念すべき?第一回はキーボードについてです。
キーボードはPCを使う人ならばほぼ必ず使っているものですが、たくさんの種類があり、職業や個人の好みなどによって使っているモノも様々です。
キーボードの種類について、大きく分けると下記のようになります。

1.メンブレン方式
一般的に販売されているキーボード全般に採用されている方式。
付属品や安価なモノにはこの方式が多く、コストパフォーマンスに優れている。
普段PCでキーボードを打つ機会が少ないユーザーはこちらで全く問題なし。

2.パンタグラフ方式
ノートパソコンに多く採用されている、全体的にフラットな浅いキーボード。軽いキータッチのモノが多い。
キーボード単体でもパンタグラフ方式のモノはたくさん売られているので、フラットで浅いキータッチが好みの利用者が多い。
ノートパソコンは、その形状からキーボードの使用は限られてしまうが、極稀に別のキーボードをノートパソコンにつけて利用する方もいる。

3.メカニカル方式
キー内部のスイッチ自体にバネや特殊な加工がされたキーボード。価格帯は上がるが、重さや打鍵感の違う軸で複数展開されており、自分の好みに合わせて選ぶ人が多い。
独特のカチカチ音は、タイピングしていてとても気持ち良い。
ただ、打鍵の激しい人だと、ちょっとうるさく感じるかもしれない。
詳しくはこちら → https://www.diatec.co.jp/products/CHERRY/

4.静電容量無接点方式
耐久性、使用感、性能全てが高性能なキーボード。しかし価格帯はお世辞にも安いとは言えない。
詳しくはこちら → https://www.pfu.fujitsu.com/hhkeyboard/leaflet/keyspec.html

こんな感じです。
詳しい仕様などには触れておりませんので、気になったらリンク先などを見て頂ければと思います。

そして、自分はこの中で④の静電容量無接点方式のモノを使用しております。
今回はその紹介をしていきます。

使用キーボード1 Realforce 91UG-S NG31BS

Realforce 91UG-S NG31BS

現在メインで使用している、荷重30g(キーの重さ)と軽く、そして静音性に優れたテンキーレスキーボードです。

テンキーレスというのは、キーボードの右側に付いているテンキーという数字入力がメインとなる部分がないキーボードのことです。

自分は数字入力は全てキーボード上部を使って入力しているため、マウスの可動範囲を狭めるテンキー部分は必要ないと考えており、テンキーレスを愛用しています。

そして、日本語配列が好きなため、キーボードは91キー日本語配列を使っております。

キー配列に関しては、英語配列が好きな方やHHKB(Happy Hacking Keyboard)のような製品独自の配列を好む方など色んな方がいますので、実際に製品をチェックされるのが良いと思います。

WASDの部分が赤いのは、PC用ゲームなどでは、このキーが方向キーとなることが多く、色分けして分かりやすくするためだと思うのですが、正直なところゲーマーアピールという側面もあるのかなと。。

もちろんこちらは同種の色のキーもあります。むしろこの赤いキーが付属品であり、交換するとこのようになるといったかたちです。

さてまずこのキーボードですが、何が素晴らしいかと言いますと、その押し心地の良さです!

長時間の文章作成やプログラミング作業、そしてPCゲームなど、仕事と趣味などで毎日10時間以上PCと向き合っているため、この押し心地の良さは自分にとって本当に大切です。

また、両手首が慢性の腱鞘炎で非常に辛いという理由から、キータッチが軽く疲れにくいこの製品に変更したのですが、少し楽になりました(楽になっただけで治ってはいません;)

そして、この製品は同社のRealforceというキーボード製品の中でも静音モデルであり、打鍵音が静かなのも利点です。

ただ、静音製品よりも打鍵音が響き渡るくらいのほうが打鍵感があるという方もおり、自宅で誰にも迷惑が掛からない環境でくらい好きにキーボードを使いたいという人もいるので、これは完全に好みだとは思います。

複数人で作業する環境においては、静音であることは間違いなく利点だとは思います。

あと、高価なキーボードには大体採用されておりますが、Nキーロールオーバーも重要です。

Nキーロールオーバーとは、複数のキーが同時に押された場合に、押されたキーが全て認識されるかどうかであり、このNキーロールオーバーがない場合、複数同時押しした場合に自分が押したキーがPC上に正常に入力されていない可能性が出てきてしまいます。

普段使っている限りでは、複数キーの同時押しすることについてそこまで気にすることはないと思いますが、自分はPCゲームをするため、ゲームでは複数キー同時押しする場面が頻繁にあります。

ですので、このNキーロールオーバーはとても重要となるわけです。

ゲームを快適にプレイするために開発されているキーボードを、属にゲーミングキーボードと呼んでおりますが、このような製品はほぼNキーロールオーバー対応の製品です。

Realforce 91UG-S NG31BSに関してはこんな感じです。
そして、こちらの製品はすでに1年使用しておりますが、故障は一切なく、劣化もみられません。
値段は2万円以上しますが、このキーボードにはとても満足しており、自分の生活にはなくてはならない必需品です。

使用キーボード2 Realforce 91UDK-G NG02B0

Realforce 91UDK-G NG02B0

こちらは現在サブのPCで使用している、荷重45gのテンキーレスキーボードです。

以前はこちらをメインとして使っていたのですが、腱鞘炎が悪化するにつれて打鍵感が重い感じがしたため、ちょうどそのときに新製品であるRealforce 91UG-S NG31BSが発売したこともあり、切り替えました。

基本的には全体的な色と荷重以外には違いはありません。写真では文字部分が見えにくいですが、黒で刻印されており、無刻印ではないです。

こちらはすでに5年以上使用しておりますが、今までに故障は一切なく、劣化もみられません。
こちらも価格は2万円近くします。

メカニカルにしろ、静電容量無接点にしろ、キーボードの価格に対して満足できるかどうかはその使い心地や使用期間などのコストパフォーマンスが大事ですね。

例えば、そんなにPCを利用しない方がなるべく安く済ませたいと思った場合、メンブレン方式またはパンタグラフ方式から安くて自分に合うモノを選び、違和感が出たら買い換えるという方法が一番安く済むと思います。

高価なキーボードを購入する理由というのは、PCを触る時間が長く、それでいてその時間を快適に過ごしたい、なるべく壊れにくいモノを選びたいといった内容が多いので買う人は限られると思います。

ですが、長期間壊れることなく快適なキー入力が行えるというのは、エンジニアや物書き、ゲーマーなどキーボード操作の多い方にはとても重要です。
自分も最初はメンブレンの安いキーボードを使いまわしていたのですが、店頭でメカニカルキーボードを触り、その心地良さを知ってしまいすぐに購入し、そこから更に快適さを求めていった結果、今の静電容量無接点キーボードになりました。
最近はエルゴノミクスキーボードもいいな~なんて思いながら東プレさんぜひ作ってくださいと祈っていたりします。。

皆さんも機会があれば触ってみてはいかがでしょうか。

本当はキーの引き抜き工具とキーボードの掃除についても書こうかと思ったのですが、長くなってしまうので別の機会にまた記事にしようかと思います。。

※せっかく撮ったけど使わなかった掃除用具とキー引き抜き工具の画像
掃除用具
キー引き抜き工具
2017.5.29