この仕事の妙味は、「繋がる」瞬間にあります。
ある日ホームページから一件のメールが入る。
担当者と連絡を取った後にふとなんだか見たことのある名前だなーと思ってました。
そうしたら、案の定電話がかかってきました。
「曽我さんってもしかして合気道の曽我さんですか???」
世間は狭いってこういうことなんですね。合気道の人脈の編み目は細かいです。
先日フランスからいらっしゃったジュリエットさんも合気会のメンバーで、知っている師範の話をしたらすぐにうち解けることができました。
営業の仕事をしていると、まず最初の信頼を得るところが一番難しいことが分かります。
その信頼がないと、何を言っても上滑りになってしまうからです。
その点合気道というベースがあるおかげでずいぶん仕事がやりやすくなっています。
「私の身体は頭がいい(橋本治/内田樹)」をキーワードに、今後も武道論に根ざした経営ができるといいな。
つまり、会ってみて触ってみてその場の雰囲気を身体で察知すること。そこから初めて頭での分析やら提案やらが始まります。