情報産生能力と情報処理能力

足りないのは、情報を産生する能力である。

情報を処理する能力を学ぶ方法や、ツールはたくさんあるのだが、とある状況を見て、まだ言葉にならない状態から、言葉を紡ぎ出している能力が足りない。– 養老孟司

つまり、ある状況があったときに、それを言語化する、という能力が必要とされているのだ、ということ。

いったん言語化されたものを、効率よく処理したり、並べ替えたりはパソコンを利用してどんな風にでも高速にできる。しかし、それは単なる早さを競っているだけであって、新しく何かを生み出している訳ではない。

ただ、何かを発想するときに言葉は必須のもの。

ツールとしてのボキャブラリーは増やしつつ、あやふやな状況を言語化してみる訓練は必要だ。

コンサルタントとして、人の話を聞いた後、的確な言葉、フレームを語れるようになりたい。

2025.4.6