この記事を書いてから、二ヶ月経ち、ようやく到着しました。(2020/06/9追記)。
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アベノマスクは非効率なのか
何かと話題になるアベマスクですが、輸送コストなどの諸費用を考えると466億円かかる試算とのことですね。
全世帯に布マスクを二枚配る。
たった「これだけのために466億円もかけるの」というのが批判のポイントとなります。でも具体的にどれぐらい非効率なの、と言われてもピントこない。
数字を考えるときには、身近な分かりやすい事柄で考えてみると比較検討しやすいですね。
物事を単純化して、
2020年現在の日本の人口を1億2千万人とします。
割り算すると、466億円とは一人当たり約388円(=466億/1.2億)になります。
一人388円、これはちょうど50枚入りのマスク一箱になります。
つまり466億円あれば、次の二つの仮定がなりたつなら、一人50枚入りのマスク一箱が手に入ります。
- 買いだめがおこらず、流通が滞らず、近所のドラッグストア、コンビニにマスクが潤沢にあること。
- 国民一人一人とはいえなくても一家族に一台キャッシュレスができるスマホがある(家族分の申請×388円)。
やろうとすれば、出来なくもない仮説があり(国民ひとりにつき50枚一箱のマスク)、それに対してこれぐらい非効率(一世帯に布マスクたった二枚)。