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モデルは素材であり、フォトグラファーさんはパン職人

写真に説得力を持たせるために

新規のロケーションを見つけ出し、ストック撮影の許可を取り付ける交渉能力。

モデルたちへの配置指示の的確さ。画面の構成力。

光の当たる方向を見定めシャッターを切る能力。

全てが合致すると、とても説得力のある絵になります。

モデルは素材であり、フォトグラファーさんはパン職人

モデルは素材であり、フォトグラファーさんはパン職人なんですね。
レシピは秘伝であり、そのパン作りに参加できるモデルはそれぞれの個性が活かされてふっくら~。

熱を作り出さないとただの素材の固まり

モデルが素材で、カメラマンがパン職人という話の続きです。

料理人は素材をまぜこぜして、生地を作り、トッピングなどを載せてオーブンで焼きます。素材を混ぜただけの物、つまり生の生地だと食べられないですよね。塩と砂糖、強力粉とイースト菌を混ぜて、「焼き上げる」にはどうしたらいいのでしょうか。

「熱」が必要です。

写真撮影における「熱」ってなんでしょう。私が考えるに、それは

モデル同士の盛り上がりと、それに感化されていいものが出来そうだと決意できたカメラマンの意気込み、

が混ざり合ったものなんじゃないかな。

2018.2.22