日本政策金融公庫と中小企業基盤整備機構の役割分担

日本政策金融公庫と中小企業基盤整備機構の違いについて説明いたします。

どちらも中小企業を支援するための機関なのですが、それぞれの役割や機能には違いがあります。

日本政策金融公庫

  • 主な役割: 中小企業向けの低利融資を提供することが主な目的です。
    全額政府出資の機関で、直接貸付と代理貸付を行っています。
  • 信用補完制度: 中小企業の信用力が低いため、国がその信用力を補完する制度を持っています。
  • 支援内容: 低利融資、スタンドバイ・クレジットなどの金融支援を行います。

中小企業基盤整備機構

  • 主な役割: 中小企業の経営基盤の強化を目的とした支援を行います。
    具体的には、債務保証や新販路開拓支援などが含まれます。
  • 支援内容: 中小企業投資育成株式会社による株式引受、債務保証、新販路開拓支援(中小企業総合展)など、多岐にわたる支援を提供します。

まとめ

  • 日本政策金融公庫は主に融資を通じて中小企業を支援する機関であり、
  • 中小企業基盤整備機構経営基盤の強化や新たな市場開拓を支援する機関です。

2025.4.19